ノマらぼ

読書ネタを中心にほぼ毎日更新するブログ

自己啓発本を読んでるだけじゃ何にも変わらない。

古本屋をぶらぶら歩いてる中、ふと目に止まった本。

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『明日、会社がなくなっても、自分の名前で勝負できますか?(川上徹也著)』

 

最近はほとんど読まなくなった自己啓発本

パラパラ立ち読みしてる中で、この一行を見つけて即購入。

 

「ビジネス書は読むな」

 

この本自体がビジネス書だろ...というツッコミは文中で著者自身もしていたんだけど、これは本当にそう思う。

 

いや、読書ブログを始めたのにビジネス書を全部否定をするつもりは全くないけれど、ビジネス書を読んでやる気が湧くだけで、結局何も変わらないというサイクルを続けてきた自分には刺さる言葉だった。

 

少し、そこの章の文章を抜粋する。 

「ビジネス書や実用書を、若いビジネスパーソンが読みすぎるのは反対だ。それは目先の点を取るためだけのテクニックを書いた参考書と同じだからだ。読みすぎると、スキル大王になるだけだ。」

 

そこで、知人から昔聞いた話を思い出した。

民主党政権時代に事業仕分けが本格化していた時期、存続が危ぶまれた組織の公務員達が、転職のために資格を取る事が流行ったという話だ。

小手先のスキルをつけただけでは、社会ではあまり役に立たない。

資格取得マニアな方もいると思うが、実際にそれが就職・転職でどれだけ役に立つのか、費やした時間を考慮すると疑問に思う事が多い。

 

そんな自分も自己啓発本を読み漁り、儲けに繋がらない資格を頑張って取ったりした。全てが無駄だとは言わないけれど、読んでる(=インプット)だけでは変わらない。 

そのためにも僕はこのブログを開設し、自分の中で刺さった言葉や湧いてきた感情をブログに載せ(=アウトプット)、多少でも読んでくれる人がいたら嬉しい。

 

その他にも、「テレビを見よう」だとか、「勉強会は、参加するより主催せよ」だとか、一周回って納得が行く内容が多い。

そして、最後はこの本の最終章のタイトルで終わろうと思う。

「理屈はもういい。あとはスタートを切るだけ」